FJS文集

アフターヌーン・ライブ出演記

寺木 春江


コンサート出演の条件は全曲暗譜ということで、1月22日までに13曲はとても無理だと判断して、一度は出演を断念しましたが、先生からのアドバイスもあって、FJSに参加している以上は余程の理由がない限り出演するべきだと、思い切って13曲の暗譜に挑戦することにしました。

まずはLatelyから・・・歌詞がなかなか覚えられなくて、これは当日歌詞を見ながら歌うより他ないと、歌詞を書きだす作業に移りました。次に歌詞だけ見ながら歌えるように音を覚え、最後に歌詞を覚える体制が整ったのは1月1日です。

さて、それからは寝ても覚めても、電車の中でも、歩いている時でも、食事の支度をしている時でも、お風呂に入っている時でも、いつもいつも暗譜の特訓です。

13曲のいろいろなワードが頭の中でごちゃごちゃになってしまって、接続詞が"with"だか"that"だか"and"だか何だかもう大変!!夜寝る前は完璧に覚えたつもりが朝になると忘れていたりして、本番1週間位前からスラスラ言葉が出て来て、びっくりするくらい効率よく覚えることができました。

外川さんと私はまだ入団してから何回も練習に参加していないので、習っていない曲ほとんどなので、覚えることがいっぱいあってとても大変でした。二人で励ましあいながら二人三脚で一生懸命暗譜しました。頭の中で記憶中枢の細胞がこんなに活発に作動したのは受験勉強以来です。

家から鎌倉駅まで江の電に乗らずに歩いて行くことにして二人で歌いながら歩いたのはとても楽しく良い思い出になりました。

コンサートが終わってから娘が「ママよく頑張ったネ」と言ってくれたのには思わずジーンときました。今から思えば、この一ヶ月間は毎日が活き活きと充実していました。今は頭の中が空っぽになってしまって・・・とりあえず、せっかく覚えた13曲を忘れないように毎日暇さえあれば思い出すようにしています。

早くFJSに行って新しい歌を覚えたいです。

(2011/2/27受領)

    

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